サッカー明治安田J3のFC琉球は20日、リーグ最終戦となる第39節・カターレ富山戦(23日午後1時・県総合運動公園陸上競技場)へ向け、県総合運動公園陸上競技場で練習を行った。今季限りで退任する薩川了洋監督、小湊隆延ヘッドコーチにとって最後となるゲームを前に、選手たちも「薩さんの花道を白星で飾りたい」と意気込んでいる。
琉球は12勝8分け15敗、勝ち点44で13チーム中9位。富山は勝ち点51で5位。今季の対戦成績は琉球の1勝1分け。琉球は10月4日の第32節で藤枝MYFCに1―0で勝利して以来、6試合勝ち星から遠ざかっている。
20日の練習では試合形式で連係を確認した。前節、途中出場を果たし、左足首の捻挫から約1カ月ぶりに復帰したMF田中恵太は「薩さんが自分を琉球に呼んでくれた。白星で恩返ししたい」と気合を入れていた。
集大成見せたい 薩川監督
今季限りでの退任が決まっているFC琉球の薩川了洋監督に最終戦に向けた意気込みなどを聞いた。
―琉球での3年間を振り返って。
J3というカテゴリーの中で、少しずつではあるがいいサッカーが出来てきたという手応えはある。
―今季の課題と収穫は。
リーグ終盤に、チームを安定させられなかった。前(前線)が良くなると後ろが悪くなる、後ろが良くなると今度は前が悪くなる。このバランスが難しかった。今季から3バックにも取り組み、4バックと併用できるようになったのは良かった。
―最終戦に向けて。
集大成となる琉球らしいサッカー見せられたらいい。3年間、応援してくれたサポーターのためにもホームで勝ちたい。