「移設断念」を明記 オール沖縄、県民大会決議案で確認


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 米軍属女性暴行殺人事件に抗議する19日の県民大会に向け、主催のオール沖縄会議の県議会与党4会派などによる会合が12日に那覇市内で開かれた。決議案に「米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去と県内移設断念」を盛り込むことを確認した。

 決議案は5月の県議会の抗議決議を基にし、ほかに(1)日米両政府が遺族と県民への謝罪と完全な補償(2)在沖米海兵隊の撤退と米軍基地の大幅な整理・縮小(3)日米地位協定の抜本改定―を盛り込む予定。

 追悼の意と海兵隊撤退を書いたメッセージボードを参加者に配布する。黒色の物を身に着けての参加を呼び掛ける。喜納昌春県議会議長があいさつを務め、翁長雄志知事の登壇も調整している。

 大会名にある「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾」を「蛮行を許さない」などの表現に変える案をオール沖縄会議の幹事会に挙げる。