芸能・文化

比嘉光龍さんと学ぶしまくとぅば(3)初みてぃやーさい・初みてぃやーたい

 第6回世界のウチナーンチュ大会の開催まであと1週間に迫った。100年以上前、移民として世界に羽ばたいたウチナーンチュたちは、移民先の国で沖縄文化を継承し続けている。特に、しまくとぅばは日常で使われており、今も生活の一部だ。翻って「母県」の沖縄は、会話でしまくとぅばを使うことがほとんどなくなってしまった。過去の大会参加者からは「沖縄に帰ったのに、しまくとぅばが通じないのさみしい」との声も上がる。今度こそ、世界のウチナーンチュをしまくとぅばで迎えるため、うちなーぐち講師の比嘉光龍(ふぃじゃ・ばいろん)さんと一緒に学ぼう。(※琉球諸語には奄美語、国頭語、おきなわ語、宮古語、八重山語、与那国語がある。今回は「中間」と言えそうな言葉を探って紹介したけど、地域によって言い方は異なる。それぞれの地域の言葉を大切にしよう)

●光龍さんのプロフィル
 ふぃじゃ・ばいろん 沖縄キリスト教学院大学・沖縄国際大学の非常勤うちなーぐち講師、沖縄大学地域研究所特別研究員などの肩書を持つ。島袋盛敏氏が中心となってまとめた「沖縄語辞典」(国立国語研究所編)を駆使する理論派だ。沖縄芝居の名役者・真喜志康忠氏に、那覇言葉と首里言葉が交じる芝居言葉も習った。


(3)初みてぃやーさい・初みてぃやーたい
 今回が初めての対面という人たちも珍しくはないだろうね。
 年下の人には「初(はじ)みてぃやー」だね。あなたが女性で、だいたい同年齢の人に言うのなら「初みてぃやーたい」、あなたが男性であれば、「初みてぃやーさい」となるね。
 年上の人に失礼のないようにごあいさつ申し上げる場合には「初みてぃ拝(をぅが)なびら」(初めまして)に続けて、「我(わ)んねー〇〇んでぃ、言ちょーいびん。見知(みーし)っちょーてぃ呉(くぃみ)みしぇーびり」(私は〇〇と申します。お見知りおきくだいませ)でバッチリだよ。