4月8日の語呂合わせからJAおきなわが制定した「島ヤサイの日」に合わせ、県内各地のスーパーマーケットなどでは島野菜や県産野菜を集めたコーナーが設けられた。来店した人たちに試食品を提供し、沖縄の伝統的農作物の魅力を発信した。
糸満市のJAおきなわファーマーズマーケットいとまん・うまんちゅ市場では、青パパイアと美らキャロットのスープや、ハンダマ、フーチバーなどをふんだんに使ったグラタンなど新メニューを提案した。
沖縄市から家族と共に訪れた本島愛菜さん(7)は「スープが甘くておいしかった。家でももっと食べたい」と語った。また、ファーマーズマーケット与那原あがりはま市場では、ヨモギやハンダマを使った創作料理5品の試食会を実施した。
うまんちゅ市場の金城和弘課長は「島野菜は昔から食べられているが、若い人はなかなかメニューや調理法が分からず、購入につながりづらい。活用法などをしっかり伝え、消費拡大につなげたい」と語った。