けんかは良くない 糸満「ふらっと こうえん前」 児童ら平和を学ぶ


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戦争やいじめについて考える児童ら=21日、糸満市西崎の「ふらっと こうえん前」

 【糸満】糸満市社会福祉協議会が運営する市西崎の子どもの居場所「ふらっと こうえん前」で21日、「平和(Peace)学習会」が開かれた。ふらっとを利用している小学1年生から5年生までの児童ら約20人が参加し、戦争やいじめがなぜ起こるのか子どもの目線で考えた。

 会では沖縄戦の映画の上映後、糸満市観光市民ガイド友の会会長の持原松行さん(69)が「白旗をかかげて」の紙芝居を披露した。持原さんは「白旗は戦う意思がないことを表す。いじめに遭ったら『助けてください』と手を挙げてほしい」と話した。また「忘れられない四つの日」として慰霊の日、広島「原爆の日」、長崎「原爆の日」、終戦の日を紹介した。

 児童らは2グループに分かれて「戦争やけんか、いじめはなぜ起こるか」について話し合った。児童からは「国と国がけんかするから」「その国が欲しいから」「日本がいばっていたから」などさまざまな意見が出た。

 金城結月さん(10)=光洋小5年=は「今日は命の大切さが分かった。友達とのけんかも良くないと思った。友達とも仲良くしないといけない」と感想を話した。