校歌探訪 伊平屋村立伊平屋小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

沖縄で最北端に位置する伊平屋小学校は、昔ながらの赤瓦の民家や石垣が残る我喜屋集落にある。手付かずの原風景の島といわれる伊平屋村で育つ子どもたちは素直で明るい子が多い。人口約1200人の島民はほとんどが顔見知りだ。黛(まゆずみ)智久校長は「自然いっぱいでゆったりした島で育つから、伸び伸びと地域の人に守られながら生活している」と話す。
 伊平屋小学校の校歌は1970年2月22日に制定された。村出身の石川達義さん(58)は「5年生の時に初めて校歌を歌って踊った。それまで校歌というものがなかったから、母校愛が生まれましたよ」と校歌を口ずさみながら笑う。