校歌探訪 石垣市立八島小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 石垣市の美崎の海を埋め立て造成された八島町に、赤色のいらかを載せてそびえる八島小学校。登野城小学校と平真小学校の過大規模解消のため1994年に新設・開校した。近隣の登野城漁港の海人が総出で大漁旗を掲げ、開校を祝う海の〝パレード〟を開くなど、新興地域発展の希望の象徴となる学校だ。
 校歌が制定されたのは95年11月。「夢翼」と名付けられた1番の冒頭では「八重の海原 はてしなく」と、目の前に広がる広大な海を描く。美崎の海に囲まれた学校として、海には特別な思いがあり、教育の場にもなっている。高学年になると海をテーマにした体験学習をしたり、実物のハーリーを借りて競漕(きょうそう)したりするなど、地域の海に親しむための学習プログラムが組まれている。