「はがき新聞」活用学ぶ 教員らNIEセミナー


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「はがき新聞」の作成に取り組む参加者に助言する今宮信吾氏=2日、那覇市天久の琉球新報社

 県NIE推進協議会(山内彰会長)は2日、授業での新聞活用を学ぶ「第19回おきなわNIEセミナー」を那覇市天久の琉球新報社で開いた。プール学院大学(大阪府)の今宮信吾さんを講師に招き、県内の小中高校の教員ら31人が「はがき新聞」を使った学習の仕方について学んだ。

 「はがき新聞」は、専門の用紙に新聞形式で見出しを付けて、記事としてまとめたもの。今宮さんは、新学習指導要領で求められる育成のポイントを説明し、手助けするツールとして「はがき新聞」を紹介した。参加者らは「私自慢」をテーマに、イラストや字体を工夫して作品を仕上げた。

 比屋根小6年の担任、大榮美香教諭(28)は「自分の発想を周りの人に認めてもらえてうれしかった。楽しんで生徒に向き合う姿勢を学べた」と満足そうだった。川崎小で音楽を担当している島袋大地教諭(28)は「壁新聞よりもコンパクトなので取り組みやすいし、達成感もある。最初は苦手な生徒もいるだろうが、繰り返しやれば楽しんでできると思う」と話した。