校歌探訪 久米島町立比屋定小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 標高約310㍍の宇江城岳に見守られるように、静かな宇江城集落にある久米島町立比屋定小学校(大城美千代校長)。1882年、真謝尋常小学校比屋定分校として創立、今年123年を迎えた。1947年には青年学校の比屋定分校が設置され48年に比屋定中学校を併設。比屋定小中学校としてスタートした。しかし急激な少子化で生徒数が減少。比屋定中は2007年度から具志川中と統合され久米島西中になり、現在の比屋定小となった。
 校歌は1963年に制定された。作詞は宮里正光氏、作曲は比屋定分校主事として赴任した伊是名良達氏。併置校だった名残で「比屋定校」と歌われる。児童は現在15人。1、2年生と3、4年生は複式、6年生が単式の計3学級で学ぶ。大城校長(54)は「少人数をチャンスととらえ、一人一人がバランスよくいろいろなことにチャレンジできる機会をつくっている」と語る。