キングス 守り勝つ 渋谷に70―57 Bリーグ第37戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位、28勝8敗)は16日、東京都の青山学院記念館でサンロッカーズ渋谷(東地区4位、22勝14敗)と第37戦を行い、70―57で勝利した。

 キングスは選手交代を行う中でも、序盤から意識が統一された激しい重圧で渋谷の得点力を抑えた。攻守でリバウンドを奪い、セカンドチャンスを得点につなげた。後半、渋谷も泥くさく攻めたがキングスは堅い守備で渋谷を寄せ付けなかった。

 次戦は17日午後3時から、同記念館で渋谷とアウェー2戦目を行う。(観客3195人)

キングス 29勝8敗
 70―57(21―14,14―15,16―11,19―17)
SR渋谷 22勝15敗

◆3点弾は防げた
 佐々宜央HC(キングス)の話 渋谷の外国人選手や満原優樹らに、3点弾という波に乗せることは防げた。ただ、ボール運びでばたついた時間もあって、苦しめられた。

◆渋谷のアウトサイド封じる 40分間厳しいプレス

 スピードと外からの得点力がある渋谷を相手に、キングスは40分間厳しいプレスを徹底した。渋谷を自由にさせない一方、攻撃では外国人選手のリバウンドでしぶとくリングを狙い続けて、力強く勝ちきった。

 キングスは持ち前の堅い守備だけでなく、渋谷の出場選手に合わせた素早い選手交代を行い、リズムに乗せなかった。相手外国人選手には2、3枚の守備でタフな状況に追いやった。

 特にけが明けのハッサン・マーティンとアイラ・ブラウンがエナジーあふれるプレーで活躍。味方を援護しつつ、勝利を引き寄せる得点源となった。

 古巣の渋谷を相手に躍動したブラウンは「明日も目の前の試合に集中したい」と語り、ファンの期待に応える意気込みを語った。