技、気迫 450人が熱い闘い 第1回沖縄空手国際大会県内予選 


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選手が熱戦を繰り広げた第1回沖縄空手国際大会、首里・泊系の県内予選=24日午前10時40分ごろ、那覇市の県立武道館

 沖縄空手の愛好家が空手発祥の地、沖縄に集い交流を深める第1回沖縄空手国際大会(8月1日開幕)の県内予選が24日、那覇市の県立武道館と豊見城市の沖縄空手会館で始まった。25日まで。

 国際大会は沖縄で体系化されてきた空手道の技術や精神の保存と継承、振興などを目的に、県と沖縄伝統空手道振興会が主催する。

 沖縄伝統空手や古武道など5つの部門で451人が出場し、国際大会への出場権が得られる各部門の上位入賞者約160人を目指して、男女年代別の8つのトーナメントで熱い闘いを繰り広げる。

 24日は午前10時から県立武道館で首里・泊手系、沖縄空手会館で古武道(棒)の県内予選が一斉に始まった。

 24日午前に行われた首里・泊手系の少年男子予選では、同日午後の決勝トーナメント進出目指して11人が出場し、各道場で培った形を披露した。気迫のこもった演武に会場に駆けつけた家族や知人らは見入っていた。

 予選3位の成績で決勝トーナメント進出を決めた美里工業高2年の座喜味龍史(りゅうし)君(17)は「沖縄の空手を世界に発信できる素晴らしい大会に参加できてうれしい」と笑顔を浮かべた。その上で「出るからには本戦出場を目指したい。優勝目指して自分の力を出し切りたい」と力を込めた。

 25日は那覇手系が沖縄空手会館、上地流系と古武道(サイ)が県立武道館で行う。【琉球新報電子版】