プロバスケットボール男子のBリーグは10日までに今季のB1、B2のホーム戦の入場者数やSNSのファン数などの統計を発表した。
B1の琉球ゴールデンキングスは平均入場者数が3344人で4位、SNSファン数は15万7634人で3位だった。2部門ではともに1位が千葉ジェッツ、2位が栃木ブレックスだった。
キングスはファンとの親近感を重視しており、チームホームページでは、試合前は相手チームの注目選手などを取り上げ、試合後は戦況分析を含めたレポートを素早く更新している。今季は、ヘッドコーチや選手の大幅補強が注目を集め、ウェブニュースなどの取材と露出も増えたという。
販売戦略も積極的で、ホーム戦でのグッズ販売は常に新商品を企画し続けており、沖縄県外ファン向けにアウエーでの販売にも力を入れているという。今季は、例年行うファン感謝ナイトを、初めてホームである沖縄市体育館で開催し、約千人のファンが試合を行うコートで選手との交流を楽しんだ。
地元企業からの支援も厚く、設立2年目の2008年からオフィシャルパートナー契約を結ぶ全保連(迫幸治社長)を筆頭に、約250社が支援している。
12日には年間王者を決めるチャンピオンシップが開幕する。キングスの初戦の相手は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。ホーム戦というアドバンテージと熱烈なファンや企業の応援が、勝利につながる大きな力となりそうだ。