キングス、千葉に61―74で敗れる チャンピオンシップ準決勝 追い上げも及ばず


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琉球-千葉 第2Q、リング下へ切り込んでシュートを放つ琉球の岸本隆一=19日午後、千葉県の船橋アリーナ(大城直也撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)の準決勝が19日、行われ、琉球ゴールデンキングスは千葉県船橋市の船橋市総合体育館(船橋アリーナ)で、千葉ジェッツと対戦し、61―74で敗れた。最終第4クオーター(Q)に激しく追い上げたが、及ばなかった。

 前半、ピック&ロールを得意とするキングスは、千葉の外国人選手に中を固められ、ボールが思うようにつながらず、個々の攻めや外角弾が目立ち、いい形で終われなかった。千葉はリバウンドから素早く攻撃に展開。キングスは守備で食らい付き、千葉のシュート決定率を下げたが、―と差がついた。キングスは3点弾を17本放ったものの、岸本隆一とアイラ・ブラウンの各1本にとどまった。

 第3クオーター(Q)に入るとミスが相次ぎ、フリースローもなかなか決まらない。その間に千葉を勢いに乗せてしまい、点差はじわりと広がった。しかし、17点差で始まった第4Qは、岸本やブラウンの3点弾などで反撃。一時は8点差としたが、リーグナンバーワンといわれる千葉の攻撃力が最後まで安定し、惜しくも届かなかった。

 準決勝は2戦先勝で、1勝1敗になった場合は、第2戦の直後に前後半5分ずつの第3戦を行い、勝敗を決める。【琉球新報電子版】