タイワンキドクガに注意 毒針毛に触れるとかゆみ


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タイワンキドクガの幼虫(沖縄県衛生環境研究所提供)

 【宜野湾】触れると皮膚炎を発症する蛾(が)の一種「タイワンキドクガ」が宜野湾市内の公園で確認されたとして、市は「見つけても触らないで」と注意を呼び掛けている。市民からタイワンキドクガに起因すると見られる症状が出たと23日に通報があり、市内の公園1カ所で成虫と幼虫数匹を確認し、25日までに駆除した。

 タイワンキドクガは大きさ2センチほど。幼虫、成虫に毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる0・1ミリほどの毛があり、触れることでかゆみや紅斑などの症状が現れる。県衛生環境研究所によると、全県的に生息し、5月は発生が多い。

 触れた場合の対応について、市は「粘着テープを貼ったりはがしたりして毒針毛を取り除き、せっけんでよく洗い流してほしい」と呼び掛けている。