沖縄美ら海水族館でサンゴが産卵


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「サンゴの海」での抱卵放精の様子(海洋博公園・沖縄美ら海水族館提供)

 本部町の沖縄美ら海水族館で12日夜、70種800群体のサンゴを飼育している水槽「サンゴの海」で、サンゴが産卵している様子が確認された。

 産卵は2002年6月の開館準備中も含めて17年連続。産卵が確認されたのは「コエダミドリイシ」や「ハイスギミドリイシ」などの種。「サンゴの海」では毎年6月ごろに、国内でも異例な規模の産卵が確認できる。

 同館は「太陽光と自然海水を利用した当館ならではの現象だ」と話す。同館では21日までサンゴの幼生が観察できるという。