「夢かなえる一歩に」 リュウキュウフロッグス10期生6人が決定


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17日の最終選考会で選抜されたRyukyufrogs第10期生ら=17日、豊見城市豊崎のトヨプラ

 沖縄から次世代のリーダーを育成する事業「Ryukyufrogs(リュウキュウ・フロッグス」の第10期最終選考会が17日、豊見城市豊崎のトヨプラで開かれ、津覇誉一(19)さんら6人が選抜された。6人は米国シリコンバレー研修などを経て、課題解決サービスの実現に取り組む。12月に成果発表会を行う。

 応募総数77人の中から選ばれた最終候補生20人がチームに振り分けられ、個々に解決したい課題とその解決策を1泊2日の合宿で考案した。

 選抜された宮古島市立久松中学校2年の城間海月さん(14)は「自分の夢をかなえる一歩にしたい」と話した。昨年に続き2度目の挑戦で初めて選ばれた仲座愛乃さん(16)は「去年の落選で感じた自分の課題に向き合ってきた。成果が出てうれしい」と喜んだ。
事業を運営しているFROGS(フロッグス、豊見城市)の山崎暁代表/CEOは「これからの半年間、とても厳しい体験をすると思うが、この日を忘れず、12月の成果発表まで頑張ってほしい」と述べた。

 プロジェクト「Ryukyufrogs」は2008年、「ITフロッグス」としてスタートし、2013年に現名称に変更した。10日間の米国シリコンバレー派遣を中心に約半年間の研修プログラムを実施し、参加した学生は社会課題を解決する新サービスを考案し、成果発表会「LEAP DAY」で発表する。

 運営は2017年9月以降、システム開発などを手掛けるレキサス(うるま市、比屋根隆社長)から分離独立した株式会社FROGS(山崎暁代表)が担っている。過去9年で中学生から大学生まで77人が参加した。

 選抜メンバーは以下通り。(敬称略、順不同)
▽城間海月(宮古島市立久松中学校)
▽塩崎拓(八重山商工高校1年)
▽上運天愛球(読谷高校1年)
▽仲座愛乃(開邦高校2年)
▽城間健太郎(那覇国際高校3年)
▽津覇誉一(明治大学2年)

Ryukyufrogs第10期生ら