「自衛隊が平和守る」 小野寺防衛相、追悼式後に訓示


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「慰霊の日」に自衛隊員に訓示し、写真撮影する小野寺五典防衛相(中央)=23日、那覇市の海上自衛隊那覇基地

 「慰霊の日」の23日、小野寺五典防衛相は糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式に出席した後、県内の自衛隊3施設を視察して回った。小野寺氏は各部隊への訓示で「諸君らなくして我が国を守ることはできない。我が国の平和と安全は自らが担っているという強い責任感と自負心を持ってほしい」と激励した。

 視察先は糸満市の航空自衛隊与座岳分屯基地、八重瀬町の陸上自衛隊南与座分屯地、那覇市の海上自衛隊那覇基地の3施設。海上自衛隊那覇基地は、P3C哨戒機を運用している。北朝鮮の船舶が制裁を回避するために洋上で物資を積み替える「瀬取り」に関し、P3Cが警戒に当たっている。

 与座岳分屯基地には弾道ミサイルの探知・追尾を目的とした警戒管制レーダーFPS―5が配備されている。南与座分屯地はミサイル「11式短距離地対空誘導弾」が国内で初めて配備された施設だ。