「問い」育てる手法議論 NIE秋田大会開幕


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開会した第20回NIE全国大会秋田大会で記念講演する尾木直樹氏=30日、秋田市の秋田県民会館大ホール

 「『問い』を育てるNIE~思考を深め、発信する子どもたち~」をスローガンに、第20回NIE全国大会秋田大会が30日、開幕した。全国各地から教育・新聞関係者ら約千人が集い、公開授業や討論会などで効果的な新聞活用法を考える。

大会は31日まで。
 初日は秋田県民会館で開会式と全体会があった。教育評論家で法政大教授の尾木直樹氏が講演し、40年間の教員生活で実践している新聞活用術を語った。
 尾木氏は、好きな新聞記事を切り抜き、印を付けて読んでコメントを書く「書きなれノート」を生徒に取り組ませていたと説明。「新聞を読むと子どもたちは『変だな』『僕はこう思う』などと考え、心が動く。探求的な視点が身に付いてくる」と話した。
 パネル討論では、秋田県の教員や地元紙の秋田魁新報社のNIE担当者が登壇し、子どもから「問い」を引き出す手法や意義について議論を交わした。