1500人、歌い舞う 「新春を寿ぐ 華舞台」 沖縄県立武道館


この記事を書いた人 大森 茂夫
流派を超えて新年を祝い舞う沖縄芸能連盟の会員ら=24日午後8時すぎ、那覇市の県立武道館(中川大祐撮影)

 琉球芸能実演家が一堂に会して新年を祝う「第21回新春を寿(ことほ)ぐ 歌い初め・舞い初め華舞台」(琉球新報社主催、沖縄芸能連盟共催)が24日、那覇市の沖縄県立武道館で開かれた。参加者約1500人が「かぎやで風」などを披露し、それぞれの流会派が心を一つにして新年の幕開けを歌と舞で祝い、芸の精進に向けて気持ちを新たにした。

 沖縄芸能連盟の安里ヒロ子会長があいさつし「皆さんにとって華やかな年になりますように」と激励した。琉球新報社の富田詢一社長は「今年5月に琉球新報ホールが開館する。琉球芸能の発展に大きく寄与していきたい」と述べた。

 舞い初めに参加した戌(いぬ)年生まれの仲程世織(せおり)さん(11)=浦添市立浦城小5年=は「たくさんの人と一緒にかぎやで風を踊ることができて楽しかった。今年は何事にもまじめに取り組みたい」と抱負を語った。