目クリクリで「かわいい」 ピグミースローロリスの赤ちゃん 沖縄こどもの国


この記事を書いた人 松永 勝利
母親の「ハート」に抱きつくピグミースローロリスの赤ちゃん=10日午後、沖縄市の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄こどもの国(沖縄市胡屋)で2月23日に生まれた東南アジア原産の原猿類・ピグミースローロリスの赤ちゃんがすくすくと育っている。生まれた直後は29グラムだったが、10日には51グラムまで成長し、母・ハートに抱きついて乳を飲む愛らしい姿が見られた。クリクリの目を開く赤ちゃんを見た来場者からは「かわいい」と歓声が上がった。

 与那原町から家族で訪れた奥原希咲ちゃん(6)は近くに寄ってじっと親子の様子を観察し「かわいい」とほほ笑んだ。ゆたか小2年の松窪健斗君(8)は「お母さんと比べてすごく小さかった」と感想を話した。

 飼育員の中村智映さんは「絶滅が危惧され、ワシントン条約で取引が規制されている。ハートも密輸で取引されていた」と紹介した。赤ちゃんの性別はまだ判断できないが、雄は2年、メスは1年半~2年で大人になるという。【琉球新報電子版】

ピグミースローロリスの親子に歓声を上げる来場者=10日午後、沖縄市の沖縄こどもの国