古民家カフェ「かめたろうやー」完成 沖縄・名護 羽地産の食材を活用


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古民家を活用した沖縄古民家カフェ「かめたろうやー」を運営する運天琴乃さん(左)と與那嶺明香さん=名護市仲尾次

 【名護】沖縄県名護市仲尾次で古民家を改修したカフェ「かめたろうやー」が完成し、このほどオープニングセレモニーが行われた。羽地の米や卵、豆腐などメニューのほとんどが羽地産。地産地消に加え、高齢者が生きがいを持って働ける拠点とすることを目指す。

 国の小さな拠点づくり推進事業の一環で「はねじ仲尾次プラザ運営事業」として事業費約1200万円を計上した。地域で農業を営む高齢者が生産する野菜の販売だけでなく、買い物弱者の支援として移動販売も手掛ける。カフェは朝食と昼食時間帯にオープンし、振慶名の豆腐や我部祖河のそば、羽地米や羽地鶏など地元食材を扱う。

 地域の区長や地域出身の市議会議員らで構成する羽地振興会の喜納健吉会長は「たくさんのご支援をいただき、素晴らしい施設がオープンできた」とあいさつした。施設を運営する羽地ネットワークの運天琴乃代表理事は「国道58号は車がたくさん通るので仲尾次に引き込みたい。ここのカフェで羽地を活性化させたい」と笑顔を見せた。

古民家を活用した沖縄古民家カフェ「かめたろうやー」